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更新日:2026.09.16

工程改善を「知る」から「やってみる」へ

いつもHPを見て頂いている皆さんに、事前の案内を忘れてしまってましたが、先日、NICE伊那センター主催の「工程改善セミナー・活用編」にて、IE(Industrial Engineering)を活用した工程改善について講師を務めました。
本セミナーは、3部構成(導入編・実践編・活用編)になっていて、今回が今年度の最後の活用編でした。

2021年より毎年開催してきましたが、これまでは、工程改善に活用できるさまざまなIE手法を紹介することに多くの時間を使っていました。しかし、たくさんの手法を「知る」だけでは、実際の現場でどう使えばよいのか分からないまま終わってしまうこともありますし、過去に折角受講して頂いたにも関わらず、その後活用出来ていないというお話も聞いていました。
そこで今回は内容を大きく見直し、簡単なレゴの組立工程を使った模擬演習を中心に進めました。
 
まずは実際にジョブショップ型の工程で生産を体験。その中から気付いた問題を書き出し、モノの流れ、レイアウトや動線、工程、人の動作などをIEの視点で調査・分析していきます。
そして、単に「ここが悪いから直そう」と考えるのではなく、
気付き → 現状把握 → 調査・分析 → 重点の絞り込み → 改善案の検討 → 改善後の確認
という流れに沿って、最後は自分たちで考えたセル型の工程へ変更し、実際にもう一度生産して違いを確認しました。
 
今回の参加者は少人数でしたが、その分、皆さんで意見を出し合いながら、じっくりと演習に取り組むことができました。
受講後のアンケートでは、皆さんから「非常に参考になった」との回答をいただき、「実際に行うことで分かりやすかった」「調査、分析が非常に大事であること」「実際にやって考える。他には味わえない講座でした」「改めて現状把握の重要性を学べた」といった感想もいただきました。
また、「もっと学びたい」「会社に戻って上司に話してみたい」という声もあり、今回学んだことを自社での改善につなげようとしていただけたことを、とてもうれしく感じています。

改善は、思いつきで対策するのではなく、まず現場をよく見て、事実を調べることから始まります。
今回の演習が、それぞれの職場で改善を進める際の一つのきっかけになればと思います。